ブラジリアン柔術で紫帯になれたら満足だ、と思っている白帯の人はかなり多いと思います。実は僕もそんな人の一人でした。柔術を始めたばかりのときは紫帯は、一番身近な「先生」といった存在で、とにかくなにをしてもこてんぱにやられてしまう。そんな紫帯のレベルに達するには一体どれくらいの期間がかかるのか考えてみました。
紫帯になるために必要は期間
日本ブラジリアン柔術連盟が定めている青帯の最短終了期間は2年。つまり現在の規定では青帯での会員登録がされた日から2年経たないと、紫帯にはなれないことになっています。
>>白帯から青帯までの期間は「ブラジリアン柔術の青帯になるまでの期間ってどれくらい?」を参照。
また、東京に複数の柔術道場を展開するトライフォースのように白帯から青帯までに100日以上、青帯から紫帯までに240日以上といった要件を設けている道場もあるようです。
もちろん一定の期間が経ったからといって、誰でも紫帯になれるとは限りません。あくまでも実力やその他の条件が合わさったうえで、先生が認めてくれて初めて紫帯をもらえるのです。
ただ、一つの目安として柔術を始めたばかりの人が紫帯になるまでの目安はおおよそ次のように分けられるのではないでしょうか。
早い人は柔術を始めてから2年数ヶ月
白帯から青帯になるまでに数ヶ月しかかからなかったような才能のある人は、最短終了期間いっぱいの2年間青帯を経験したとしても、2年数ヶ月以内に十分に紫帯になれる可能性はあります。
ただ、そのスピードで昇帯するには大抵の場合、ほぼ毎日練習するぐらいのやる気がないとまず無理でしょう。
普通の人は柔術を始めてから3年から5年
白帯で2年、青帯で2年と考えても4年で紫帯になることができます。4年間みっちり時間をかけて練習すれば実力もそれなりになっているはずです。
途中で怪我をしたり、長期離脱したりするようなことがなければ、週に3回程度の練習でも3年から5年の間には大抵の人は紫帯になれるはずです。
遅い人は柔術を始めてから5年からそれ以上
そもそも白帯から青帯になるまでに3年以上の月日を費やした人は、最低でも5年はかかります。白帯から青帯になるまでは早くても、人によっては青帯から紫帯になるまでは4年も5年もかかってしまうという人もいます。道場によって昇帯の条件が厳しいところや、人によって青帯になって少し強くなると練習をさぼりがちになったりする人もいます。
まとめ
何帯そうですが、帯の取得は早ければいい、ということではありません。特に紫帯といえば、インストラクターとして人に指導することが認められるレベルであると同時に、青帯以下の帯を生徒に認定することが出来る資格を得ることになります。
実力が伴っていないのに、帯だけ取得してしまうと、そういった責任を全うできないばかりか、下の帯の生徒たちにもスパーリングで簡単に負けてしまうようなことにもなりかねません。そうならないためにも、ゆっくり自分のペースで、しっかりとした技術、知識をつけていきましょう。