Photo by Ippon Kumite
ブラジリアン柔術の茶帯といえば、十分にインストラクターをこなすことのできるレベルであり、黒帯まであと一歩の人を指します。では、そんなレベルにまで達するには一体どれくらいの期間練習を続ける必要があるのでしょうか。
参考記事
日本ブラジリアン柔術連盟が定めている紫帯の最短終了期間は1年6ヶ月。つまり現在の規定では紫帯になってから最低でも1年半を過ぎないと、茶帯になれないルールになっています。
1年半は長いようで、紫帯から茶帯になるまでの準備期間と考えるとそう長くもありません。1年半以内に紫帯から茶帯になるような人は、だいたいが短い期間内に試合で結果を出した人ぐらいでしょう。
そのほかの一般の生徒は通常は2年以上はかかるものだという認識で間違いないと思いますし、僕も実際に紫帯を2年ほどやり茶帯になりました。柔術を始めてからで言うと6,7年かかったと思います。
ブラジリアン柔術で茶帯になるための期間の目安
早い人は柔術を始めてから4年
白帯を半年、青帯を2年、紫帯を1年6ヶ月でクリアしていければ茶帯には4年ぐらいでなることも可能です。ただ、これを実現するにはほとんど毎日練習して、試合でも結果を出すことが求められるでしょう。
10代前半など若いときに柔術を始め、1日に何回も練習をするような生徒は18歳で茶帯になることもできます。才能のある海外のトップ選手のほとんどは10代後半や20代前半のうちに茶帯になる傾向があります。
普通の人は柔術を始めてから6年から8年
各帯を2年ずつやることを考えると、白帯2年、青帯2年、紫帯2年で6年で茶帯をもらえる計算になります。学業や仕事をしながら合間を縫って練習している人の場合、ほとんどがしかし同じペースで練習や上達を続けていくことは難しいはずです。その結果やはり7、8年かかってしまう人も多いようです。
遅い人は柔術を始めてから10年以上
10年というと黒帯になっていてもおかしくない年月ですが、途中で怪我をしてしまったり、あるいは一時期辞めてまた復帰したというような人はこれぐらいかかります。
10年以上かかると、モチベーションを維持するのも難しくなるかもしれません。かといって「10年もやっているのにまだ紫帯かよ」などと思う必要はないです。あくまでも自分のペースでじっくり極めていけばいいと思います。
まとめ・ブラジル柔術で紫帯から茶帯になって変わること
紫帯から茶帯になって変わることといえば、試合時間が7分から8分になるのと、試合で足や膝の関節技が使えるようになることぐらいでしょうか。
道場によっては練習のときから茶帯、黒帯以外の生徒に足関節を禁止している道場もあります。そういう道場で練習する人にとっては、茶帯になることでまた新しく学ぶことが増える楽しみもあるはずです。
日本や柔術発展途上の海外では茶帯の人が代表として道場をやっているところも少なくありません。茶帯はそれだけ大きな責任を負うことのできるレベルであるということです。
人によって早く取得できる人、遅い人など様々です。しかし地道に頑張っていけばいつかは誰にでも茶帯になれるので、みなさんもぜひ頑張ってください。