ブラジリアン柔術であなたがやりがちな反則技まとめ

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ブラジリアン柔術の練習をしていると、最初うちはうっかり相手に反則技をしかけてしまうこともあるはずです。そもそもルールを知らない人もいれば、ルールは知っているけれど本能的に体が動いてしまうこともよくあります。

しかしルールはルールです。相手に大怪我をさせる可能性もあるので、これらの反則を犯していないか、今一度確認してみてください。

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1、バスター/スラム

相手を持ち上げて地面に叩きつける動きのことをバスター、またはスラムを言います。特に三角締めや腕十字を極められそうになると苦し紛れに相手を持ち上げ、地面にたたきつける人がいますが、頭や首を強打する恐れがある大変危険な技です。試合では一発退場になることはもちろん、練習でやったとしても相手を怪我させるリスクがあります。

2、かにバサミ

柔道でも禁止されている捨て身技ですが、柔術でも同じく禁止です。それを知らずに得意気に披露する生徒もいますが、相手の膝や脚を骨折させる可能性があるため絶対にやってはいけません。

3、チョークではない頚椎への攻撃

プロレスで見て真似をする人もいますが、いわゆるネッククランクなどチョークではなく、頚椎を圧迫したり、圧力をかけるなど攻撃する技は禁止されています。首は特に大怪我につながるデリケートな場所なので、反則技は絶対に使ってはいけません。

4、指を掴む行為

手の指や足の指を反対側に曲げる行為は反則です。これを知らずに絞め技を防御するために相手の指を握る人が結構いますが反則です。指は細く、力がないので簡単に折れるか、またはすぐに捻挫してしまいますのでくれぐれも注意しましょう。

5、ヒールホールド

プロレス、MMA、あるいはグラップリングの影響からか柔術でもついついやりがちな技ですが、柔術では踵を極めるのは反則です。

6、外掛け/ニーリーピング

足関節、特にアキレス腱固めを仕掛けるときに頻繁に起こる形で、「外掛け」、または「ニーリーピング」と呼ばれる行為がありますがこれも禁止です。

これについては、自分の太ももが相手の脚の下にある状態で、自分の足を相手の膝の外側から回すように掛け、自分の足が相手の体の中心線を越えると反則になり、越えなければセーフといったように正確な判断を下すのがやや難しいルールでもあります。

一番いいのは最初から疑わしいことはしないことです。試合では重大な反則とみなされた場合は一発退場なので気をつけましょう。

まとめ

これらの他にも一部の年齢を対象にした反則技や帯別の細かい反則技が数多く存在しますが、ここでは省かせてもらいます。また、道場によってはルール上ではOKでも、大怪我の可能性のある危険な行為は止めるように指導しているところもあります。

いずれにしろ、試合はルールの範囲内であれば全力で勝利を目指せばいいですが、練習では反則はもちろん、相手に怪我をさせるような危険な行為はやめましょう。

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柔術マン

黒帯、柔術暦20年以上。

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